子どもの脳の発達は3歳までが重要です

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本の整理をしていて
見つけました。
「子育ての大脳整理学」
脳の発達について勉強できます。


子どもに対する接し方を見直すきっかけに
なるかもしれません


子どもの脳の発達は3歳までが重要です


「子育ての大脳生理学」
   著者:高木 貞敬




・著者は東京大学医学部卒の先生です

<脳の発達に一番大切な時期は生まれてから3歳まで>


・人間が生まれた時に脳の中の神経細胞は呼吸や血液循環や消化・吸収など声明を維持する最小限のもの以外は樹状突起もほとんど発達していないし、神経繊維も短くてほかの神経細胞とはなんの連絡もないという未発達の状態である。

・これらの各細胞は孤立した状態で脳の中に散らばっている。ところが生まれてから月日が経つうちに少しずつ発達して枝を増やしていく

・頭が良くなるというのは神経細胞と神経細胞が増加して神経の連絡網がより密になること。つまり脳の重さやしわの数、といった外見的なことではなく神経細胞の絡み合いの発達の程度によって頭の良さが決まる

・そしてこのような神経管の絡み合いは新しい体験をつめばつむほどまた、勉強すればするほどよく発達する。

・とくに乳幼児期、これからどんどんのびて新しい神経連絡部を作っていこうとする大切な時期にどのような教育を与えるかどのような環境で育てるか、ということが脳の神経細胞の働きに決定的な影響を与えるのである

右:神経繊維の発達
左:神経細胞のからみあいの発達
横の数字は年齢で0.5.10.15.20
見づらく申し訳ありません

・右図の曲線でわかるように脳が生後3歳くらいまでの期間に急速に発達することを示している。古人の経験から生まれた「三つ子の魂百まで」ということわざが今日まで伝わっているがこの時期は脳の一生にとって決定的に大切な段階なのである

・そこでこの時期の親の教育とか学習、また環境はきわめて大きい影響をを持つことになる

・実際、どの細胞とどの細胞が連絡部によって結合されるかという選択が脳の発達を決めることになるが、それは成長期に幼児に与えられる刺激によって決まってくる
幼児がどのように、また何を教えられるか、またどれだけ熱心にどれだけ長くいろいろなことを体験し、学ぶかということが脳の神経のからみあいを決定するのである。




<ティーンエイジャーまでに脳の90%は発達する>


・脳の発達はその後ゆるやかになるが、小学校に上がる前の5歳から7歳にかけてと、10歳過ぎに急成長する。12歳ころからはもう目立つほどの成長は見られない。いずれにしてもティーンエイジャーになるころまでに、脳は成人の90%くらいに発達する。つまり脳の神経細胞の連絡網の約90%ができあがるというわけである。



<新しい体験に本気で取り組むことが頭を良くする>


・赤ちゃんの毎日は新しい体験ばかりであり、多くの失敗を重ねながら毎日少しずついろいろなことを学んでいき、身につけていく
その時、赤ちゃんの脳の中では新しい連絡部が少しずつ作られていく。

新しい連絡部が作られる例
野球の投手は思い通りにボールが投げられるように毎日毎日練習を積む。その結果、次第にうまく投げられるようになるこれは毎日の練習によって脳からの信号が適切に筋肉を動かすことができるように神経と筋肉との連絡部がうまくできあがっていくためである。
・新しい体験というものはこのように本来関係なかった神経と神経とを結びつける働きをする。一般にはじめのうちはなかなか上手にできないで特別な努力を必要とするが、連絡部ができていくうちに難しかったこともしだいに優しくなっていく。


<習慣は第2の天性>

・「習慣は第2の天性」といわれるが、、習慣というのは努力によって神経の連絡網が出来上がった状態をいうのである。それができあがってしまえば、生まれつきの天性と同じように特別の努力がいらなくなる。

・今までわからなかったことが、先生の説明や自分の努力で「あぁ、そうだったのか。」とわかった時、これはまことに気持ちの良い瞬間だが、その瞬間に脳の中では今まで存在しなかった神経の連絡部が新しく出来上がったことになる。
そのように、ひとつひとつ神経の連絡部を作っていくことこそが「頭を良くする」ことになるのである。



<「忘れない」ために使う努力をする>

・人は脳を毎日使うことによって脳の神経細胞が働きを失うのを食止めていることになる

・人には長らく思い出さないでいると「忘れる」
それを防ぐために、われわれは読書したり、新しいことを覚えたり不得手なことや難しいことに積極的に取り組んだりして脳の神経細胞間の連絡をより緊密により円滑にするよう努力し脳の神経細胞の働きの低下を極力少なくするようにたえず心がけなければならない


<昔の体験は脳に刷り込まれている>

・「昔取った杵柄」と言われるように若い時にボール投げの練習をした人、テニス、勉強など打ち込んだ人は長らくやらなくなったとしても、必要が生じたときには短期間のうちに思い出し、できるようになる。

・学習や練習によって一度覚えたことは脳の神経細胞間の連絡部にたとえ退化したとしても何らかの形で一生残っているということになる



<時間の余裕が子どもの脳を育てる>


・子どもたちの想像力を養うには単に知識を詰め込むだけでは不十分でものを考えさせなければならない。ものをよく考えることができるためにはなによりも「時間の余裕」が必要である。

・テレビなどで受け身だけで育てら、幼児時代に実のある教育が与えられないで子どもが育てられていることはまことに心配と言わねばならない


<手作りの脳教育>


・母親は生まれた直後の赤ちゃんとのスキンシップと対話からその教育は始まるたえず赤ちゃんに話しかけ、何回でも本を読んでやりおとぎ話を聞かせてやることが必要である

・母親が自分の子ども一人ひとりにこういった手作りの脳教育を与えなければいけない

・子どもはやがて社会でひとり立ちしなければならないのである。自分で考えさせ一人で答えを出させる訓練をしなければならない。そこで子どもを突き放してみるのである。「こんな時なら僕はどう思う?」「私ならどう思う?」などと毎日の生活の中で子どもに自分で考えさせるように仕向けることが必要である


<テレビを控え、読書をする>


読書
・一人ひとり書物を選び、読みたい時に自由に読み、著者が伝えようとしている内容を自分の頭に取り入れて理解しなければならない
・読むということはその読者が文字の意味する内容を自分なりに解釈し理解しようとする積極的な働き。読む人にはそれなりの努力と忍耐力が必要となってくる

テレビ>=今はYouTubeも含みます
・1回限りで一方的な情報の押しつけで、見る方はなにをする必要もなく自分のものを考えることさえやめて受動的にじっとテレビに注意を向けていれば良い。

・その結果どうなるのか。
「積極性」と「行動力」を見る人から奪い取りただ無気力にさせるだけである。
自分からないもしなくても次から次へと展開していくため、「ものを考える力」も失っていく

・感動的な場面やびっくりする光景を見てもテレビは次に展開していってしまうため、余韻に浸る時間はない。やがてあまり感動しなくなるしらけた人間になる。

・今日ものを考えることのできない、したがって深味のない軽薄な人間が生まれつつあるというのもテレビが大きく影響していることは否めない


<記憶をよくする方法>


・記憶を悪くする条件を取り除くこと(睡眠不足)
・良い環境を選ぶこと
・「おぼえる」という意思を持つこと
・「おぼえられる」という自信を持つこと
・おぼえるものに興味を持つこと
・自分の得意な感覚を利用すること
・適当な休みの時間を入れること


まとめ


・脳の発達に大切なのは生まれてから3歳まで。
・3歳までの親の教育、環境、何をどれだけ体験したかが大きく影響する
・ティーンエイジャーまでに脳の90%は発達する
・新しい体験に本気で取り組むことが、脳を発達させ、一生のものにする
・親が時間に余裕をもち、手作りの脳教育をする。じっくり子どもと向き合うことが子どもの脳の発達を最大限にする要となる
・読書が大事。生涯読書をし続けるべき



時間に余裕を持って子どもと接したいとあらためて思いました




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